- 多肉棚DIY
- 薬剤散布
- 多肉植物の遮光
暖かくなってくると心配になってくるのは

お腐れさま降臨!
そして暑くなり日差しが強くなってくると心配なのは



葉焼け!!
そう、病気や葉焼けが気になってきます。
病気にならない為には、予防が大事!環境も大事!!ということで、今回の多肉事は病気予防の「薬剤散布」や「遮光」そして「風通しの良い多肉棚DIY」の話です。






多肉棚DIY
冬に透明な屋根を大工さんと一緒に半DIYで作成しました。
多肉植物をその屋根の下で燦燦と太陽の光にあてたい!と思い、多肉植物を平置き出来る多肉棚を作りました。
今回はジャバジャバ水やりもしたかったので木製ではない素材で作成することに。
選んだ素材は



単管パイプとメッシュの足場板!
これなら丈夫で、濡れても劣化しない多肉棚になります。
作成風景
















透明屋根を作った時の話はこちら
便利グッズ紹介
今回、単管パイプのカットはお店でやってもらったのですが、長さが合わなかったので自宅でもカットすることになりました。
そんな時に便利だったのが「マルチツール」でした。
我が家でマルチツールは、庭のDIYの際にレンガを加工したり、家のリフォームの際に家具の研磨をしたり大活躍です!



DIYが趣味の方は持っていると便利ですよ
我が家ではマキタのマルチツールを使っています。


- 1台で「切る・削る・剥がす・磨く」などさまざまな作業が可能
- 先端アタッチメントを付け替えるだけで、木材・金属・石膏ボード・タイル目地など、多彩な素材に対応
これがあるとDIYの幅が広がります!


薬剤散布
2年前の春に初めて我が家の多肉植物が「うどんこ病」に罹りました。
その年から病気になる前に春になったら薬剤散布をするようにしました。



予防は大事です!
- 散布後6時間以上雨が降らない日を選ぶ
→乾燥前に薬剤が流れるのを防ぐため - 暑い日(25℃以上の晴天日)を避ける
→薬害(薬剤焼け)を避けるため - 同じ薬剤を繰り返し使わない
→耐性菌の発生を防ぐため
今年使った薬剤
注意点の①②を考えると4月~5月が薬剤散布にベストタイミングになります。
今年は5月初旬に散布しました。
今年散布した薬はこの2つ
- アーリーセーフ
- ダイン
※ダインは「展着剤」です。
農薬を植物に均一に付着・固着するように補助する薬剤になります。
アーリーセーフの効果を高めるために毎回一緒に使っています。





注意点③を考慮し、毎年薬剤の種類は変更し耐性菌を生まないように気をつけています。
アーリーセーフ
多肉植物にも比較的安全に使える優しいタイプの農薬です。
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | 殺虫殺菌剤(天然由来成分) |
有効成分 | 精製した「なたね油(植物油)」と界面活性剤 |
対象 | アブラムシ、ハダニ、うどんこ病など |
効果 | 害虫の気門(呼吸口)を塞いで窒息させる 病原菌の発芽や侵入を防ぐ |
作用機構 | 接触型(虫や菌に直接かかることで効果を発揮) |
人・動物・植物への影響 | 比較的低毒性(※ただし濃度・環境によっては注意) |
タイプ | アーリーセーフの立ち位置 |
---|---|
殺虫剤として | 予防+初期駆除には向いている(広範囲な効果) |
殺菌剤として | どんこ病やカビの予防バリアになる(葉の表面) |
治療薬として | 重度の感染・大量発生には不向き(別の薬剤が必要) |
ダイン
展着剤と呼ばれるもので、主に下記の様な効果があります。
効果 | 解説 |
---|---|
①薬剤のはじきを防ぐ | 多肉植物の葉はロウ質で水を弾きやすいが、薬剤がムラなく密着させる |
②薬剤の付着力を高める | 葉の裏やロゼットの奥まで薬剤がしっかり広がる |
③薬剤効果の持続性アップ | 雨や散水でも流されにくくなる |
薬剤散布のサイクル



我が家では、薬剤散布と併せてこんな対応をしています。
対応 | 解説 |
---|---|
① 春(4月下旬〜5月上旬)にアーリーセーフを1回散布 | 害虫・病気の“最初の波”の前に防御バリアを張る、理想的なタイミング。 |
② その後は遮光20%・風通しの良い環境で管理 | 湿度・蒸れによる病気(灰色カビ・軟腐病など)を回避できるので、環境予防として非常に効果的。多肉にとっても最適。 |
③ 具合の悪い株のみ、個別にベニカスプレーで対処 | ピンポイントでの対処により全体に不要な薬剤をかけずに済む。耐性リスクも減らせる。 |
薬剤散布は春から定期的に数回散布するのが効果的と言われていますが、過剰な薬剤使用を避けるためになるべく環境を整えて全体の薬剤散布は年1回にしています。
それでも具合が悪くなった株はピンポイントで対処するようにしています。
具合が悪い株に使う薬剤
我が家では、具合が悪くなった多肉植物には『べニカXネクストスプレー』を使っています。
植物好きなら一度は聞いたことがあるであろうベニカシリーズです。
数種類あるベニカシリーズの中で、我が家ではネクストスプレーを愛用しています。



予防はアーリーセーフ、治療はベニカXネクストスプレーという感じです。
ベニカシリーズの中でもよく使われている2種類(ベニカXファインスプレー、ベニカXネクストプレー)の違いや使い方を解説します。
項目 | ファイン | ネクスト |
---|---|---|
作用タイプ | 接触型(※1) | 浸透移行型+接触型(※2) |
予防 | ◎ 葉の表面を守り、うどんこ病などの発病前にバリア | ◎ 葉面+内部移行なのでより長く予防効果が持続 |
治療 | △ 接触した部分にのみ効くので、病気や虫が進んでいると効果は限定的 | ◎ 害虫が薬剤のついた葉を食べても駆除できるため、進行中にも対応可 |
持続性 | 短め(約7日) | やや長い(10日程度) |
薬害リスク | 比較的低い | やや注意が必要(浸透移行だから) |
※1(接触型)虫や菌に直接かかると効く
※2(浸透移行型)かった薬剤が植物内に移動して内部・食害後にも効く
うどんこ病にかかった時の話はこちら
多肉植物の遮光
我が家では毎年4月くらいから軽めの遮光をしていたのですが、今年は透明屋根を設置したら、その透明屋根が汚れで自然とうっすら遮光になっていました(笑)
なので、6月くらいまで何もしないでいましたが、6月後半になってくるとさすがに日差しも強く、気温も30度を超すようになったので遮光を決意!
今まではピロティ部分に多肉棚を置いて斜めに寒冷紗を設置していましたが、今年は透明屋根の下側に寒冷紗を設置することにしました。
去年の遮光


今年の遮光


付け方は簡単で、屋根の木の部分にネジ式ヒートンを何か所にもねじ込み、フックを付けた寒冷紗を引っかけるだけです。
斜めにでなく真上に設置することで去年よりさらに風通しが良くなり、多肉植物の調子もいい感じです!







何か所にもネジ式ヒートンをつけて寒冷紗を引っかけることで外れにくくもなるし、見た目もおしゃれになるのでおススメです!




遮光の詳しい記事はこちら
お疲れ様でした
今回の多肉事は、多肉植物にとっての厳しい季節、「梅雨」や「夏」に向けての準備や対策がメインでした。
しっかり対策すれば、ジメジメの梅雨だって、灼熱の夏だって怖くない!
夏も楽しく多肉事頑張りましょう♪



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