多肉植物を購入した時、苗の形態は3種類、
『ポット苗』『カット苗』『抜き苗』です。
形態によって植え付け方が違うので多肉植物を始めたばかりの人は戸惑うこともあるのではないでしょうか?
私も一番初めは戸惑いました💦
そんな初心者の時の私のような人の為に、各形態の苗の植え付け方を纏めました。
- ポット苗の植え付け方
- カット苗の植え付け方
- 抜き苗の植え付け方
- 植え付けの土の作り方、選び方
- 植え付け後の水やりや置き場所
カット苗、抜き苗の植え付け方がわかるとネットでの購入も怖くなくなりますよ♪
植え付けに使う道具
植え付けに使う道具は
ポット苗、カット苗、抜き苗共通です。
道具一覧
- はさみ、ピンセット
- 鉢(苗よりひと回り大きいものがベスト)
- 敷ネット、鉢底石
- 竹串、土入れ
- 土(土の種類はこちらをチェック)
- オルトランDX(薬)
あると便利なもの
- 軽石
- ネームプレート
ポイント①
鉢の大きさは基本は苗よりひと回り大きいものですが、苗を大きくしないでそのままキープしたい場合は、苗と同じくらいの大きさのものを選びましょう。
ポイント②
植え替えに使うはさみやピンセットは消毒しましょう。
道具の消毒にはビストロンを使っています。
ビストロンは、作った液が薄まるか汚れるまで繰り返し使えるので経済的でおすすめです♪
ポット苗の植え付け方
ポット苗とは
ポットに土付きで植わった状態の苗のこと。
ホームセンターなんかで売っているのはこういうポット苗が多いですね。
植え替えをしようとした時、まず土の状態をチェックしましょう。
土をチェックするって、何を見るの?
土が乾いているかどうかが重要なの。
もし土が湿っている場合は、乾くまで待った方がいいです。
なぜなら、土が湿っていると根を取り出すときに痛めてしまう可能性があるからです。
乾いている方が取り出しやすいので、痛める可能性も低くなります。
植え替えをするのに根を痛めてしまうのは悲しいので、なるべく乾燥している状態でやるのが良さそうですね♪
土が乾いていたら、次は土から抜いた後の苗の状態をチェックしましょう。
苗は何をチェックするの?
虫がついていないか念のためチェックしておくんだよー。
万が一虫がついていると近くに置いてある多肉植物に移ってしまったりするので、念のためチェックしておきましょう。
鉢が小さい場合は鉢底石はセットしなくても大丈夫です。
- 多肉植物の土は一般の花の土より水はけの良い土にしましょう。
土について詳しくはこちらをチェック - 虫対策の薬は「オルトランDX」を使用しています。
※オルトランは写真ような調味料入れに移しておくと使いやすいです。
- 枯れた葉を取る
- 葉挿し用の葉を取る
- 古い根っこを切る
葉挿し用の葉は、数枚取っておくと予備の株が作れるのでおススメです。
- 鉢の中央になるように苗をセットし、土入れで苗の根の周りに残り2/3の土を入れる
- 竹串でザクザク土を挿す
→土が下がるので土を追加する - 仕上げに化粧石(軽石)を敷く
- ネームプレートを挿して植え付け完了
水やりのタイミング
植え付け後4日~1週間くらい経ってから、たっぷり水をあげます。
それ以降は土が乾いたらあげるようにします。
カット苗の植え付け方
カット苗とは
根っこの部分をカットした苗のこと。
ネットで購入する場合、この形態の苗の場合も多いです。
ポット苗の時と同様苗の状態をチェックします。
チェック内容は
- 虫がついていないか
- カット箇所は乾燥しているか
の2点です。
カットされている部分が乾燥されていないまま植え付けをしてしまうと、そこからばい菌が入って病気になったり腐ったりしてしまうので注意!
乾燥していなかった場合は、数日間日陰に置いて乾燥させてから植え付けしましょう。
鉢が小さい場合は鉢底石はセットしなくても大丈夫です。
- 多肉植物の土は一般の花の土より水はけの良い土にしましょう。
土について詳しくはこちらをチェック - 虫対策の薬は「オルトランDX」を使用しています。
※オルトランは写真ような調味料入れに移しておくと使いやすいです。
カット苗の場合、根っこが無いので土を鉢の上まで入れちゃってOKです。
- 枯れた葉を取る
- 葉挿し用の葉を取る
ポット苗同様、枯れた葉と取り除き、可能だったら葉挿し用の葉を取っておきます。
- 鉢の中央になるように苗を土の上に置く
- 仕上げに化粧石(軽石)を敷く
- ネームプレートを挿して植え付け完了
カット苗は、土の上に苗を置くだけです。
やがて根が生えて根付いてくれます♪
水やりのタイミング
植え付け後2~3週間は水やりは控えます。
※その前に発根した場合は水やりしてOKです。
それ以降は土が乾いたらあげるようにします。
冬場の寒い時期で発根まで時間がかかる&水切りの時期になってしまう場合はしばらく水やりはお休みになる場合もあります。
抜き苗の植え付け方
抜き苗とは
ポットや鉢から抜いて土を落とした根っこの付いた状態の苗のこと。
ネットで購入する場合、この形態の苗の場合も多いです。
ポット苗の時と同様苗の状態をチェックします。
チェック内容は
- 虫がついていないか
の1点です。
ここからは、ポット苗と全く同じ手順になります。
- 多肉植物の土は一般の花の土より水はけの良い土にしましょう。
土について詳しくはこちらをチェック - 虫対策の薬は「オルトランDX」を使用しています。
※オルトランは写真ような調味料入れに移しておくと使いやすいです。
- 枯れた葉を取る
- 葉挿し用の葉を取る
- 古い根っこを切る
葉挿し用の葉は、数枚取っておくと予備の株が作れるのでおススメです。
- 鉢の中央になるように苗をセットし、土入れで苗の根の周りに残り2/3の土を入れる
- 竹串でザクザク土を挿す
→土が下がるので土を追加する - 仕上げに化粧石(軽石)を敷く
- ネームプレートを挿して植え付け完了
水やりのタイミング
植え付け後4日~1週間くらい経ってから、たっぷり水をあげます。
それ以降は土が乾いたらあげるようにします。
多肉植物の土について
多肉植物に適している土は一般の園芸用の土とはちょっと違います。
多肉植物に適している土には、
- 通気性
- 排水性
が必要です。
一般の園芸用だと、
- 保水性が高すぎる
→(多肉植物だと)根腐れしやすい - 肥料が多すぎる
→(多肉植物だと)徒長しやすい
と、デメリットがあります。
自分で一から配合して作るのも楽しいですが、いろいろな土を用意するのが大変なので、最初は市販されている「多肉植物の土」を使うのがお手軽でお勧めです。
【私の場合】
- エケベリア
→「(市販の)多肉植物の土」メインで季節によって鹿沼土や赤玉土をプラスして通気性や保水性を調整
※最近は多肉植物の土の内容によってくん炭、バーミキュライト、軽石等も混ぜたりしています。 - セダム
→「園芸用の土」メインで鹿沼土や赤玉土を足して通気性、排水性をプラス
慣れるまでは、多肉植物の土を使うのがいいかも。
そのうち自分の住んでいる地域や育てている多肉植物の種類の好みの配合が見つかりますよ♪
【知っておくとちょっと良いこと】
多肉植物の植え方でお勧め土が微妙に違ってきます。
- おひとり様で植える場合
→多肉植物用の土orオリジナルブレンド土 - 寄せ植えで植える場合
→多肉用の土は栄養が入っているので使わない方がいい - 葉挿しや挿し穂の場合
→多肉用の土は粒が大きすぎて根が張りにくい
植え方 | お勧め土 |
---|---|
おひとり様 | ・多肉植物用の土 ・オリジナルブレンド土 ※多肉植物の土に季節よって鹿沼土等をプラス |
セダム | 園芸用の土+鹿沼土+赤玉土 |
寄せ植え | 鹿沼土+赤玉土 |
葉挿し、挿し穂 | 挿し芽用の土+鹿沼土+赤玉土 |
寄せ植えの土は肥料がない方が形が崩れにくく綺麗に紅葉してくれるので、多肉植物用の土より、「鹿沼土+赤玉土」のブレンド土がおススメです。
植え替え後の鉢の置き場
植え付け直後に直射日光は強すぎます。
まずは風通しの良い明るい日陰に置いて、水やりをした頃から徐々に半日陰に置き、日光に慣らしていきましょう。
しっかり根付くまでは、直射日光は厳禁です。
一度、油断して明るい日向に置いてしまい、シルバースターが葉焼けしてしまいました💦
まとめ
各形態の多肉植物の植え付け方
※「ポット苗」「カット苗」「抜き苗」のタブ切り替えが出来ます
【ポット苗の植え付け方】
- 土の状態をチェック
土が乾いていること - 苗の状態をチェック
虫がついていないこと - 鉢の準備
- 苗の準備
古い根をカット
枯葉除去 - 植え付け
- 植え付け後
水やり→4日後~1週間後にたっぷり
2回目以降は土が乾いてから
置き場所→風通しの良い明るい日陰から徐々に日向に。
おススメの土
市販の「多肉植物用の土」、または排水性、通気性を考慮した土を配合するのがおススメです。
終わりに
植え付けは植え付けそのものより、その後『根が定着するまで』のお世話が肝だと思います。
植え付けが済んで油断しないように気を付けましょう。
しっかり根付くまではこまめに様子を観察して異変がないかチェックするのがおススメです。
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