多肉植物の楽しみ方の一つに「寄せ植え」があります。
可愛くて購入したけどだんだん崩れてきちゃった!
こんなことありませんか?
崩れちゃった寄せ植えは自分で仕立て直すことが出来ます♪
もちろん一から作るのも思った以上に簡単に出来ますよ!
カラフルな多肉植物を使って作る寄せ植えはお洒落で可愛く「お部屋に飾って良し、お庭に飾って良し」の素敵なインテリアです。
ぜひ自分で直したり、作ったりしてみませんか?
- 購入した多肉の寄せ植えが崩れてしまったけどどうしていいのか分からない
- 多肉の寄せ植えを自分で作ってみたいけど作り方が分からない
- 上手に作れるか自信が無い
- 作った後の置き場所や水やりが不安
こんな方、必見です!
コツやテクニックが分かれば初心者の人でも簡単に多肉植物の寄せ植えが楽しめますよー♪
【寄せ植え例】
寄せ植え教室にも何回も通って
- 寄せ植えのコツ
- 寄せ植えの土
- 寄せ植えの水やり
- 寄せ植えの置き場所
についてもバッチリ教えてもらってきたので、皆さんにも伝授しようと思います♪
- 基本の寄せ植えの作り方
- 崩れた寄せ植えの仕立て直し方
- 寄せ植えのテクニック
- 寄せ植えの土、水やり、置き場所について
基本の寄せ植えの作り方
寄せ植えに必要なもの
- はさみ、ピンセット
- 鉢
- 敷ネット、鉢底石
- 竹串、土入れ
- 土(鹿沼土+赤玉土)
- オルトランDX(薬)
- 苗
葉挿し等で多肉植物を増やしておくと寄せ植えの時に便利です。
初心者でも成功する『葉挿しの秘訣』はこちらの記事に載っています♪
私は、足りない分の寄せ植え用の苗を、楽天、Yahooショッピング、メルカリなんかで購入しています。
植え替えに使うはさみやピンセットは消毒しましょう。
道具の消毒にはビストロンを使っています。
ビストロンは、作った液が薄まるか汚れるまで繰り返し使えるので経済的でおすすめです♪
基本の寄せ植えの作り方
下準備
今回は、ネットで寄せ植え用のカット苗の多肉植物を購入したので、その苗の下準備をしておきます。
といっても、届いた苗を鹿沼土の上に並べておくだけです。
数日置いておくと根っこが出てきます。
※根っこが出ていなくても寄せ植えは可能ですが、根っこが出ていると寄せ植えした時に安定しやすいです。
手順
- 寄せ植えの土は一般の花の土より水はけの良い土にしましょう。
土について詳しくはこちらをチェック - 虫対策の薬は「オルトランDX」を使用しています。
※オルトランは写真ような調味料入れに移しておくと使いやすいです。
作る寄せ植えのタイプや、苗の種類で土の量を変えてください。
- 根っこが少しだけだったりまだ生えていないカット苗の場合→上まで土をセット
- 根っこがしっかりしている抜き苗の場合→鉢の2/3くらいまで土をセット
全体のバランスを見ながらメインの苗をセットします。
今回は小振りの苗(カット苗)を全体に置いた寄せ植えを作るので、土を山盛りに盛ってその上に全体的にセットしました。
- 苗の隙間に水差しを使って土を濡らします。
- 濡らした隙間にセダムをどんどん挿します。
寄せ植えの強い味方であるセダム。
いろいろな種類を用意しておくと寄せ植えを作るときにとっても便利です。
大きい鉢にセダムをぽいぽい入れておくと冬は枯れている感じでも春には復活してくれるので「ぽいぽいセダム鉢」を作っておくことをお勧めします。
どんどんセダムを挿して隙間がなくなったら完成です!
隙間という隙間にセダムを挿して土が全く見えなくなる様にぎゅっと寄せるのがポイントです。
その方が崩れにくくもなりますよ。
寄せ植えのテクニック
【寄せ植えのテクニック】
- 育成型を合わせる
- 隙間にセダムを入れる
- 高さや色味などで三角形を作るようにする
- グリーンネックレスなど垂れる種類を活用する
- サボテンとのコラボもおススメ
- 大きい苗の周りに小苗をちりばめる
育成型を合わせる
多肉植物には「春秋型」「夏型」「冬型」の3つの育成型があります。
育成型の違いで育成期と休眠期がズレてしまうと水やりや置き場所の管理が難しくなってしまいます。
なるべく育成型を合わせて作ると完成してからの管理がぐっと楽になります。
隙間にセダムを入れる
大きい苗だけだと隙間が空いてしまいますが、その隙間にセダムを挿してぎゅうぎゅうに寄せると華やかで可愛い寄せ植えが出来ます。
また、隙間を無くすことで多肉植物の成長がゆっくりになるので完成した寄せ植えが崩れにくくなります。
秋に作るエケベリアメインの寄せ植えはこの方法で作ると、冬は休眠期に入るのでほぼ水やりの必要が無く、形も崩れにくいのでおススメです。
高さや色味などで三角形を作るようにする
高低差をつけたり、同じ色味で三角形を作ると見た目のバランスが整って綺麗な寄せ植えが完成します。
土を山盛りに盛ってドーム型にすると後ろから見ても可愛い寄せ植えになります。
グリーンネックレスなど垂れる種類を活用する
グリーンネックレスや三日月ネックレスなどの垂れ下がるタイプの多肉植物を入れるとアクセントになります。
セダムやネックレス系の多肉植物は育てておくと寄せ植えの時に大活躍してくれます♪
サボテンとのコラボもおススメ
サボテンとエケベリアを一緒に寄せ植えすると、エケベリアのみやサボテンのみの寄せ植えとまた違った感じの寄せ植えが出来上がります。
エケベリアだけの可愛らしい寄せ植えもいいけど、サボテンとコラボの寄せ植えもいいね!
大きい苗の周りに小苗をちりばめる
なんとなく思いつきで作った寄せ植えがハマりました。
可愛いし崩れにくいのでおススメです!
元々おひとり様で管理していた苗が大きく育って苗自体は可愛かったのですが、何か物足りない気が…
思いつきで苗の周りに小苗を思いっきり植えてみました。
苗は可愛いけど何か物足りない…
周りに鹿沼土と赤玉土を足して
小苗をバランスよく植えていくと
すると、華やかな花束のような寄せ植えが出来ました♪
華やかな寄せ植えに変身!
ぐるっと小苗で囲みました
数ヶ月後も綺麗をキープ!
寄せ植えテク記事ご紹介
崩れにくい寄せ植えの作り方
「崩れない」に特化した寄せ植えの作り方です。
こちらの記事も参考にしてみてください。
ネルソルを使った寄せ植えの作り方
固まる土『ネルソル』を使った寄せ植えの作り方です。
ネルソルのメリットデメリットやネルソル向きの寄せ植えについて書いています。
ネルソルを使ってみたい方、参考にしてください。
崩れた寄せ植えの仕立て直し方
綺麗に作った寄せ植えも月日とともに成長や徒長したり、セダム系などが枯れてすかすかになったりします。
そんな時、仕立て直しをすると可愛い寄せ植えが蘇ります!
方法1:隙間に多肉植物を追加する
まだまだメインの多肉たちは綺麗だけど、周りに入れていた小苗やセダムが枯れてしまってスカスカになってしまったときは、隙間に新しい苗を植えてあげるだけでまた可愛い寄せ植えが蘇ります!
この可愛いたにぼっち鉢の寄せ植えは「崩れにくい寄せ植え方法」で寄せ植えしていたので形が崩れず可愛さキープしてくれていたのですが、1年半経ってさすがに隙間が空いてきました。
メインの苗はしっかり根付いていてまだまだ綺麗なので、隙間にだけ苗を追加して仕立て直ししていきます。
作ったばかりの寄せ植えは隙間なく可愛く出来上がっています。
崩れにくい作り方をしているので半年以上たっても可愛さはキープ!
だいぶ頑張っていましたが1年半も経つと少し隙間が出てきました。
1年半経つと土もガチガチに固まっているので、竹串などを使って土を柔らかくします。
そこに新しい土を盛ってセダムたちを追加します。
この方法だと時間もほとんどかからず、あっという間に寄せ植え仕立て直しが終わります。
カラフルなセダムが追加されるだけでパッと華やかになるのでおススメです!
方法2:解体し作り直す
全体的に徒長していたり、メインの多肉もお疲れ気味になっていたら、解体して作り直すのがおススメです。
形が崩れたり疲れてそうな多肉植物はすぐ寄せ植えに使わずに次の寄せ植えシーズンまで養生してあげると、形も蘇って元気になりますよ。
春(6月)に大きいブリキ缶に作った寄せ植えが夏の間に大きく徒長してしまい3か月後の9月には大きく崩れてしまいました。
そこで、一度全部解体して崩れた多肉は養生コーナーで蘇ってもらい、ブリキ缶の寄せ植えは新しく作り直しました。
次に作った時は徒長しずらいエケベリアを中心にセダムも虹の玉や乙女心など木立しやすいものも入れてみました。
冬の間もずっと屋外管理だったので、セダムの一部が枯れたりエケベリアが解けたりもしましたが、1年以上経っていい感じにジャンク感が漂うお気に入りの寄せ植えになりました。
新しい寄せ植えは、エケベリアと虹の玉・乙女心メインで作成
グラプトペタルム属よりエケベリア属の多肉の方が崩れにくいです。
1年以上経っても徒長はなく、木立が可愛いジャンク系寄せ植えになりました♪
寄せ植えの多肉植物はぎゅうぎゅうに植えられていたり、水やりが辛めだったりとおひとり様管理よりストレスのかかる環境にあります。
解体したら、1シーズンは養生コーナーでゆっくりさせてあげるのがおススメです。
また、ぷっくり可愛くなったら寄せ植えに使えます。
寄せ植えの土について
後日、多肉植物の寄せ植えのワークショップに行った際、多肉植物寄せ植えの土についてお聞きしました。
- 基本は、赤玉土(細粒)と鹿沼土のブレンド
- 季節によって割合をかえる
【春に寄せ植えを作るとき】
赤玉土1:鹿沼土2
※雨や夏の多湿を考慮して鹿沼土を多めにする
【秋に寄せ植えを作るとき】
赤玉土1:鹿沼土1
※水やりが多くなると紅葉し難くなるため、鹿沼土の割合を減らして水やりの回数を抑えれるようにする
【知っておくとちょっと良いこと】
多肉植物の植え方でお勧め土が微妙に違ってきます。
- おひとり様で植える場合
→水はけの良い土 - 寄せ植えで植える場合
→多肉用の土は栄養が入っているので使わない方がいい - 葉挿しや挿し穂の場合
→多肉用の土は粒が大きすぎて根が張りにくい
植え方 | お勧め土 |
---|---|
おひとり様 | 多肉植物用の土 園芸用の土+鹿沼土+赤玉土 |
寄せ植え | 鹿沼土+赤玉土 |
葉挿し、挿し穂 | 挿し芽用の土+鹿沼土+赤玉土 |
寄せ植えの土は肥料がない方が形が崩れにくく綺麗に紅葉してくれるので、多肉植物用の土より、「鹿沼土+赤玉土」のブレンド土がおススメです。
寄せ植えの水やり
【隙間なしで作った寄せ植えの場合】
ぎゅぎゅっと詰めて作った寄せ植えは水やりはほとんどしなくてOK!
成長しない方が形も崩れにくいです。
寄せ植え教室では1ヶ月に1回、季節によっては2か月以上断水するそうです。
我が家では、しおれてきたりしわしわになってきたら、水やりをするようにしています。
ぎゅっとした寄せ植えは上から水やりしても根っこに水がいかないので、水差しで水やりするのがおススメです。
たっぷりあげたい時は底面給水で水やりしましょう。
【のびのびタイプの寄せ植えの場合】
ぎゅっとした寄せ植えではなく、ある程度自由に成長させたいような寄せ植えの場合は、おひとり様管理の多肉植物の水やりと同じタイミングで水やりしてOKです。
じょうろやシャワーで上からかけても、底面給水でもOK!
寄せ植えの置き場所
一般的な多肉植物の置き場所と同じです。
※表はおススメの置き場所
季節 | 置き場所 |
---|---|
春 | 風通しの良い明るい日陰 |
夏 | 風通しの良い明るい日陰(強い日差しや西日は遮光すること) |
秋 | 風通しの良い明るい日陰 |
冬 | 10℃以下になる場合、室内管理(明るさと風を確保すること) |
終わりに
多肉植物にハマるきっかけの一つでもある「寄せ植え」
自分で出来るようになると購入した寄せ植えの仕立て直しも出来るし、葉挿しや胴切りで増えた多肉植物を使って新しい寄せ植えを作ることも出来るのでとっても楽しく便利です。
難しそうとハードルが高く感じがちですが、やってみると意外と簡単なので、是非皆さんも多肉植物の寄せ植えに挑戦してみてください♪
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