多肉植物を育てている時の困ったことの一つ『徒長』
茎が細くヒョロヒョロと伸びてしまい葉の間隔も開き見た目も間延びした感じになってしまうことです。
また、徒長に限らず、斜めに育ってしまったり、でべそになってしまったり、様々な原因で多肉植物の形が崩れてしまうことがあります。
でも大丈夫!
多肉植物の形が崩れてしまっても仕立て直しで綺麗な形を蘇らせることが出来ます。
多肉の形が崩れてしまって困っている初心者の皆さん、この記事を読んで「形の崩れた多肉の仕立て直し」を楽しんで下さい♪
【仕立て直し例1】
【仕立て直し例2】
【仕立て直し例3】
- 多肉植物の徒長の原因と対策
- 徒長以外の形が崩れる原因
- 形が崩れてしまった時の楽しみ方
形が崩れてしまった…
とがっかりしなくてOKです!
多肉が徒長したらチャンス!
多肉植物のことあまり知らない頃は徒長や形が崩れてしまうと「あーあ、形が崩れちゃった…。」と悲しい気持ちになってました。
でも、今ではこう思っています。
徒長?
よーし、可愛く変身させちゃうぞ♪
ついでに増やしちゃうぞー!
そう、徒長や形崩れは悲しい出来事ではあるのですが、
- 多肉が増えるチャンスだったり
- 寄せ植えのパーツが増えたり
するんです。
がっかりしてしまわずに、仕立て直しをして多肉を元気にしてあげましょう!
徒長の原因と対策
とはいえ、徒長した植物は弱く正常な苗に比べ病気になりやすかったり、虫が付きやすくなってしまいます。
出来れば徒長させたくないですよね。
原因と対策を知って、徒長を未然に防ぐようにしましょう。
それでも、頑張って対策しても徒長ってしちゃうことがあります。
徒長しちゃった場合は
- 葉挿しや胴切りで増やしたり
- 寄せ植えしたり
遊んじゃいましょう!
まずは、基本の徒長の原因を知りましょう
原因1:日照不足
徒長の一番の原因は「日照不足」です。
徒長の原因の7割はコレです!
多肉植物は日照不足だと太陽の光を求めて上に上に伸びてしまいます。
【対策】1日4時間以上太陽の光が当たる場所に置くこと
原因2:水やりのし過ぎ
「水のやり過ぎ」も徒長の原因の一つです。
もともと多肉植物はそんなに頻繁に水やりは必要のない植物です。
生長期でも1週間に1回程度(土が乾いて2~3日してからの水やり)が基本で、休眠期は断水気味にしてもいいくらいです。
毎日のように水をあげてしまうと徒長どころか根腐れしてしまう可能性もあるので、水のやり過ぎには注意が必要です。
野菜作りが好きな人はついつい野菜の感覚で水をあげすぎる傾向があるみたいなので注意してください。
私も家庭菜園をしているのでついついあげすぎる傾向がありました💦
【対策】水やりは土が乾いて2~3日してから。決してあげすぎないこと。
原因3:肥料のあげすぎ
「肥料のあげすぎ」も成長バランスを壊してしまい徒長の原因になってしまうので注意しましょう。
【対策】肥料は生長期に少量でOK。(紅葉させたいなら、秋は無し!)
原因4:風不足
室内だったり、風の通らない場所に置いてあると「風不足」になって徒長してしまいます。
徒長以外にも風があたらない場所だと蒸れてしまって根腐れを起こしてしまう可能性があります。
【対策】風通しの良い場所に置くこと
【豆知識】これは徒長じゃありません
多肉植物には、縦に伸びる性質のものや、木立する性質のものがあります。
上に伸びていくので「徒長」と思われがちですが、その場合は「徒長」ではなく、正しい成長の姿なのです。
徒長の場合、葉と葉の間隔が伸びているのが特徴です。
1枚目は葉と葉の間がキュッとしているので徒長ではありません。
2枚目は葉と葉の間が開いてしまっているので徒長になります。
徒長は本来の正しい姿ではないため、苗の力が弱ってしまう傾向がありますが、木立の場合は徒長と違って苗自体は元気です。
苗に問題は無いので、そのまま木立ちする姿を楽しんでも良いし、胴切りして仕立て直ししてあげてもいいです。
お好みで楽しんで下さい。
徒長以外の多肉植物の形が崩れる原因
斜め
斜めに傾いてしまうのは、
光の当たり方が一方通行からのみ
だからです。
どうしても、光の方向に向かって成長してしまうので、どんどん傾いてしまうのです。
定期的に鉢を回転させて色々な角度から光が当たるようにしてあげましょう。
【対策】定期的に鉢を回転させる
でべそ
中央部分ばかり成長して不格好になってしまう「でべそ」
色々な原因が言われていますが、私が一番「そうかも!」と思ったのは、あるフォロワーさんの意見でした。
それは、「冬の休眠期に水切りしていて土がカラカラの後に、春の成長期になって、急にたっぷりの水やりをすると、急激に成長してしまい、でべそになりやすい。」というもの。
確かに、春に急にでべそになる子が多数居た!
水切りの後は、いきなり鉢底から水が出るくらい水やりをするのでは無く、徐々に水やりの量を増やすようするようにしました。
でべその原因はそれ以外にも
- 栄養過多
- 日照不足
も言われています。
基本の原因は徒長と似てますね。
スカート
下葉がだらーんと下を向いてしまう状態を「スカートをはく」と言われています。
こちらの原因は主に
- 日照不足
- 水分過多
と言われています。
軽度の場合、明るい日陰の風通しの良い場所で水やりを控えめにして様子見をしていくと、秋~冬くらいに直ってきます。
写真のスリョンは秋になっても中心部のみで下の葉は垂れたままだったので、胴切りで仕立て直ししました。
葉挿しが優秀で100%発芽してくれました!
徒長した多肉の対処法
徒長してしまった多肉植物は可愛く仕立て直して、ついでに増やしてしまいましょう♪
仕立て直し
徒長して伸びてしまった多肉植物は「胴切り」して仕立て直ししてあげましょう。
仕立て直しの際に葉を取ったら、葉挿しで増やすことも可能です。
胴切りは、テグスやハサミで行います。
徒長とはちょっと違いますが、でべそ気味になってきてしまったラジェセンを美しいフォルムに戻す為、胴切りします。
こんな風にハサミが入る余地が無い場合は、「テグス」を使った方法で胴切りします。
写真の矢印の箇所にテグスをぐるっと一周させてキュッと引くと綺麗にカットされます。
- トップは用意した鉢に置いて発根待ち
- ベース(根付きの茎)は子株が出てくるのでそのまま
- もぎもぎした葉は葉挿し
トップ→でべそも解消され、しっかり根付きました
ベース→茎から出てきた子株が一人前の大きさに成長!
葉挿し→小さいながらもしっかり芽がでてきました
ハサミを入れる余裕がある場合、テグスで胴切りよりお手軽に出来ます。
ヒアリウムの徒長が凄かったので、胴切りして植え替えをすることにしました。
胴切りは赤線のラインで切るので、その辺の葉をもぎもぎします。
葉をもぎもぎして茎を出したら、ハサミでチョキン♪
- トップは用意した鉢に置いて発根待ち
- ベース(根付きの茎)は子株が出てくるのでそのまま
- もぎもぎした葉は葉挿し
この3つに分けて管理します。
トップ→しっかり根付いて、徒長もなく可愛くなってきました
ベース→子株がたくさん出てきました
葉挿し→ほぼ100%発芽!
胴切りの詳しい方法はこちらの記事に載っています
増やす
ヒアリウムやスリョンでやったように伸びた部分の葉をもぎもぎして葉挿しにするとたくさん増えてくれます。
挿し木、葉挿しで増やしていきましょう♪
葉挿しの詳しいやり方について記事にしました。
初心者の人でも簡単に成功するコツを載せてます♪
寄せ植えする
徒長して伸びてしまった多肉植物を胴切りしたもので寄せ植えを作ったりするのも楽しいです♪
寄せ植えの基本テクニックはこちら♪
【番外編】自然なままの姿を楽しむ
徒長気味の多肉植物もありますが、木立ちするタイプと組み合わせ寄せ植えにすると自然な雰囲気がでていつもの寄せ植えとは違った良さがあります♪
終わりに
多肉植物が徒長してしまった時、悲しむよりチャンス!と思って楽しみましょう♪
葉挿しから芽が出てくると本当に可愛いです。
多肉植物は徒長したり木立ちしたり紅葉したりいろいろ姿を変えます。
時には振り回されたりしますが、カッコよく育ってくれたり、秋に紅葉して可愛らしい姿を見せてくれたり、楽しいことも満載です♪
徒長も楽しむ気持ちで多肉ライフを満喫しましょー♡
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